第一線で活躍する建築家をお招きして開催する恒例の学内イベント「建築家講演会」。コロナ禍の影響もあり数年開催できていなかったのですが、今年は無事に開催が叶いました!
今回ご登壇いただいたのは、勢いのある若手建築家のお二人、
森田葵さん(あおいも 主宰)と織田遼平さん(織田建築設計室 主宰)です。
それぞれ設計した住宅をご紹介くださり、設計のプロセスでどのようなことを考えていたかなどをお話いただきました。
加えて、森田さん、織田さんがお互いに聞いてみたかったことを質問し合うテーマトークの時間も。
「設計を考える順番は?」「お施主様との距離感をどうとっている?」といった、建築家同士だからこそ聞けるリアルな現場のお仕事トークはここでしか聞けない大変貴重な内容でした。
実は、デザインファームで同時期に建築を学んでいたお二人。
学生にとっては先輩でもあるということで、「就職先の設計事務所はどうやって決めましたか?」「修行時代の建築家からの影響は受けていますか?」といった独立前のことについての話題もあがりました。
なんともおもしろかったのが、同世代で同じ時期に同じ場所で学んでいた森田さんと織田さんですが、設計のプロセスや修行時代の影響を受けているかといった質問への回答が見事に逆だったのです。
それだけ、その人がもともと持っている個性が独立する時には重要なのかな、と考えさせられました。
学生さんとも世代の近い建築家ということで、みなさん、より自分の将来の姿が明確に見えてきたのではないでしょうか。
森田さん、織田さん、貴重なお時間をありがとうございました!