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小さなマンションの一室から始まったデザインファーム。
開校当初は畳の上でエスキース、スライドの授業。模型をつくり、そして図面を描く。それはまさに寺子屋のような状態でした。
小さな学校だから学生の数は少ないし、先生はいつもそばにいる。建築の話から旅の話、食べ物の話、お酒の話、人生の話と、つきることがありません。
課題発表前には徹夜でただひたすら作品に取り組んで、発表が終われば打ち上げ。ちょっと照明を落として、音楽をかけ、落ち着いた雰囲気にすると、そこは昼間の教室とは別世界。ついついお酒もすすみます。年に一度の国内合宿。初めて訪れたのは、木曽、奈良井宿。
開校翌年には海外合宿も計画されていきました。第一回海外合宿はイタリア。ローマ・フリープランツアーに、総勢11名で参加。自分たちで電車を乗り継ぎ、シエナやフィレンツェに8日間の建築の旅。自分の目で見て、体で感じて、空間を体験していきました。
建築家・堀部安嗣さんを迎え、初めての講演会を開催。以後、定期的に建築家の講演会を実施。
デザインファーム卒業生が初めて講師の一員に。
学生設計優秀作品展、通称「レモン展」に初参加。
デザインファーム卒業生の講師が増えました。
デザインファーム出身の講師がさらに増え、にぎやかになりました。
卒業して第一線で活躍しているOBたちが、実務のことや就職活動のこと、在学中に考えていたことなどを後輩に語ります。 以後、毎年恒例のイベントになりました。
建築家のバックアップと、工務店の設計支援を開始。実力のある卒業生たちの活躍の場をつくりたい。実務経験を積んで、ひとまわりもふたまわりも成長したOBのために。そして今の学生がOBに自分の夢を重ねることができるように。
また、かねてから念願だった昼間部学生の個人作業スペースを確保。これで、卒業設計の作業が一段とやりやすくなります。
デザインファーム開校から20年。寺子屋から始まったデザインファームは少しずつ体制を整え、多くの卒業生を送り出してきました。時代も変わり、授業の中でもパソコンを使うことが当たり前になってきましたが、それでも授業の中心は、課題エスキース、模型作り、そして図面を描くことには変わりありません。相変わらず学生の数は少なく、すぐそばには先生がいて、とにかくたくさん話をすることが多い学校です。