デザインファーム開校
東京・中野の小さなマンションの一室から始まったデザインファーム。
開校当初は畳の上で授業をしていて、まさに寺子屋のような状態でした。
まだ学生の数も少なくて、先生はいつもそばにいる。みんなで建築の話から旅、食べ物、お酒、人生と、話はつきることがありません。この時より規模は大きくなりましたが、今でもこの寺子屋のような雰囲気を大事にしています。
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東京・中野の小さなマンションの一室から始まったデザインファーム。
開校当初は畳の上で授業をしていて、まさに寺子屋のような状態でした。
まだ学生の数も少なくて、先生はいつもそばにいる。みんなで建築の話から旅、食べ物、お酒、人生と、話はつきることがありません。この時より規模は大きくなりましたが、今でもこの寺子屋のような雰囲気を大事にしています。
開校から翌年には、夜間部を開設。海外合宿も実施しました。行き先はイタリア。自分たちで電車を乗り継ぎ、ローマからシエナ、フィレンツェを旅しました。
夜間部に続いて土曜部も開設。この頃、課題発表後の打ち上げはよく教室で行っていました。
建築家・堀部安嗣さんを迎え、建築家講演会を学内で初開催。以後、定期的に建築家の講演会を実施しています。
開校から8年を迎え、建築界で活躍する卒業生も増えてきました。その中には、講師としてデザインファームに戻ってきてくれる卒業生も。以来、今でも多くの卒業生が講師として新しい学生さんに実務で得た知識や経験を伝えにきてくれています。
お茶の水にある老舗の画材店「レモン画翠」さんが主催する「学生設計優秀作品展」(通称レモン展)へこの年初出展しました。全国の大学や専門学校の建築学科から設計作品が出展される、歴史ある作品展です。以来、毎年卒業設計の作品を出展しています。
建築設計の第一線で活躍している卒業生たちが、実務のことや就職活動のこと、在学中に考えていたことなどを後輩に語る学内イベント「OBは語る」を初開催しました。
また、海外合宿では初のアジア圏の旅を実施。中国とベトナムの魅力に魅了された年でした。
デザインファームでは、設計事務所で必要な実務の力だけでなく、「建築の世界で自分らしく生きる方法」を皆さんにお伝えしています。その前身として、すでにプロとして建築関係の仕事をしている方向けにマーケティングの考え方をお伝えする取り組みをはじめました。
開校から25周年を迎えたこの年、卒業生有志による大同窓会が実施されました。約150名の卒業生、関係者が集まり、賑やかな会となりました。
毎年行っている海外合宿。開校当初はイタリアを中心としていましたが、この数年は中国・ベトナムを主になっていました。そしてこの年は、スリランカの建築家「ジェフリー・バワ」の生誕100年ということで、スリランカのバワ建築を巡る旅を実施しました。
新型コロナウイルスへの対策が迫られたこの年。初めてオンラインで授業を行いました。合宿やイベントの中止などもありましたが、このような世の中になったからこそ「新しい価値観」や建築への考え方が見えてきて、学生さんの作品にも変化が見られた年でした。
寺子屋から始まったデザインファームは少しずつ体制を整えながら、多くの卒業生を建築の世界へ送り出してきました。時代も変わり、授業の中でもパソコンを使うことが当たり前になってきましたが、それでも授業の中心は、課題エスキース、模型作り、そして図面を描くことには変わりありません。相変わらず学生の数は少なく、すぐそばには先生がいて、とにかくたくさん話をすることが多い学校です。