入学申込みについて
上京するのは初めてです。一人暮らしをするためのアパートを紹介してもらえますか?
中野を中心に30年近い実績のある不動産屋さんを紹介できます。
仲介手数料の割引などにも応じてもらえますので、ご希望の方はご相談ください。
※ 紹介料などは頂いておりませんので、お気軽にどうぞ。
例年いつごろ定員になりますか?
その年によって、またクラスによっても違いますが、平均すると3月の中旬くらいです。 電話やメール等で申し込みの状況(残席数など)をお問い合わせ頂ければ、その都度お答えしています。
授業料の分割納入はできますか?
分割納入も可能です。
「日本政策金融公庫(旧・国民生活金融公庫)」または「信販会社」のどちらかをご利用頂いています。
詳しくは「入学案内」のページでご案内しております。
>入学案内をみる
授業料以外の学費(教科書代など)は年間でどのくらいかかりますか?
授業料以外で必要となる費用は、
【昼間部】
・教科書代 2万円程度
・製図・模型用具代 5万円程度
・模型材料代 1万円程度(年間)
・国内合宿費 5万円程度
・海外合宿費 行き先により変動(希望者のみ)
【夜間部・土曜部】
・教科書代 1万円程度
・製図・模型用具代 5万円程度
・模型材料代 1万円程度(年間)
・国内合宿費 3万円程度(希望者のみ)
・海外合宿費 行き先により変動(希望者のみ)
教科書代、製図・模型用具代は2年生では必要ありません。また、2年生ではパソコンが必要になるため各自でご用意いただきます。
他県から通われている人はいますか?どれくらいの距離なら通学可能でしょうか?
関東圏外から入学される方はとても多いです。昼間部では、例年3分の1から半分程度の学生が遠方の出身で、関西、東海、北陸、四国、九州など全国から上京して入学しています。寮はありませんので、学生のみなさんは近くにアパートを借りたり、親類の家から通学しています。
土曜部、夜間部の場合は、仕事や大学に通いながら通学するので関東圏外の方は少ないですが、それでも稀に岐阜県や山梨県など遠方から毎週通って来る方もいました。
なお、ご希望の方には、信頼のおける不動産屋さんを紹介しています。
クラス選択について
昼間部と夜間部(土曜部)のどちらにするか検討しています。夜間部や土曜部の方が授業時間が短いのですが昼間部と同じ期間で平気でしょうか?
授業の方針、目標、カリキュラムの内容などは、昼間部、夜間部、土曜部とも同じです。ただし授業時間にかなりの違いがあるため、設計課題の数や1つの課題にかける時間は昼間部に比べ夜間部、土曜部は少なくなります。
また、昼間部で行う大規模建築の課題は、夜間部、土曜部では行いません。
以上のような違いはありますが、夜間部、土曜部でも建築設計事務所へ就職する力は十分身につきます。
ただ昼間部と違い、課題の大半が自宅での作業となるため、自己管理能力が必要です。仕事やアルバイトなどを言い訳にすることなく、きちんと授業に出席し課題をこなしていけば、夜間部、土曜部でも確実に身につきます。
土曜部と夜間部の授業の振替が出来るようですが、振替のルールや制限はありますか?
授業の振替に制限などはありません。
カリキュラム表で振り替え可能な日程を確認し、ご自身でスケジュールを管理していただければ、いつでも何回でも振り替えて頂くことが可能です。
カリキュラム表は年度の初めにお渡ししています。
経験者対象クラスが、どれくらいの経験があれば受講できますか?
基本設計の図面(1/100程度)の読み書きが可能であれば受講可能です。
就職について
就職先はどんなところですか?
就職先の多くは、建築雑誌に作品を発表している建築家の意匠設計事務所です。
「将来、建築家になりたい」という夢をお持ちの方、「建築家の事務所で働きたい」という方を、デザインファームはしっかりサポートします。
就職実績を見る
就職率はどれくらいですか?また、昼間、土曜、夜間で違いはありますか?
どのクラスでも、ポートフォリオを作成して実際に就職活動なさった人は、ほとんどが設計事務所などに就職しています。
ただ、昼間、土曜・夜間では多少違いがあります。
昼間部では仕事を辞めて入学される人が多いので、ほとんどの人が就職活動→就職へとつながります。
夜間部・土曜部では仕事を続けながらという人がほとんどなので、転職の決心がつかず就職活動まで至らないというケースもあります。
また夜間部・土曜部では、アトリエ事務所よりも、組織事務所や建設会社の設計部などを選ぶ例も多いです。
就職に対するサポートにはどのようなものがあるのですか?
就職活動に必要なポートフォリオの作成からアプローチの仕方などをサポートしています。デザインファームに在籍した方であれば卒業後も何年経っても相談していただいて構いません。また、30年以上かけて広がった建築家や卒業生の人脈を利用して、求人情報サイトなどに載ることの少ないアトリエ設計事務所の求人情報を在校生、卒業生の皆さんと共有しています。
卒業生の月収や年収、休日などの生活リズムなど教えてください。
設計事務所といってもアトリエ系から組織事務所まで様々な形態がありますので、年収、休日、勤務形態も一概には言えないというのが正直なところです。ただ、以前ほど月収が少なく生活が厳しいといった状態は減ってきているようです。きちんと納得のいくお給料を頂いている、という話は卒業生からもきいています。
休日に関しては、土日または日曜日を休日としている事務所が多いようです。ただし、締切が迫っている場合などは終電での帰宅が続いたり、土日も打合せなどで出勤になるケースもあるようです。
その他の質問について
文系出身者ですが、建築家になれる?
なれます。複雑な数学が必要なのは、構造設計者や設備設計者です。 建築家=意匠設計者を目指すのなら、数学の能力は特に必要なものではありません。 建築家の役割が、「建物を人間にとって素敵なものにする。もっと豊かなものにする。もっと心地よく楽しく、そして町並みを美しくするためのもの」ということを考えると、文系出身者こそ向いている職業ではないでしょうか。
建築に大変興味があるのですが、自分にセンスがあるのか正直不安です。やはり、芸術的感性は必要でしょうか?
「建築」は、「美術」や「音楽」と違い、ピュアアートではないという考え方で本校は授業を進めています。
住宅ならそこに住む人がいて、商業施設ならそれを経営する人や、そこを訪れて楽しいひとときを過ごす人たちがいます。建築では、必ずそこに「人間」がいます。
芸術家にはもって生まれた才能やセンスが必要かもしれません。
でも建築家としては、「人間が好き」で「その人のために心地いい空間を創りたい」という思いがあれば資質は十分で、あとは学ぶことで身につけられるものです。
単なるひらめきやもって生まれたものではなく、基本を確実におさえて一段ずつステップアップしていくことで、建築家としての力は培われていきます。
美術や図画工作が苦手だったということで不安を感じる方は大変多いのですが、これも全て訓練でうまくなります。
課題をひとつこなすごとにスケッチやパースは着実にうまくなり、器用でなかった人もしっかりした模型を作れるようになっていきます。
また前述したようにピュアアートの世界ではないので、スケッチや模型作りは必要以上にうまくならなくてもいいのです。
1人で独立した場合、『建築家』になるためにはどのようなプロセスを歩んでいけばいいのでしょうか?
「独立する」という将来のビジョンを現時点から考慮なさっているのは、とても頼もしく素晴らしいことですね。
「建築家」とは、「自立した意匠設計者」のことです。まず独立するまでのプロセスがとても大切です。
独立する為には建築士免許の取得ももちろんですが、それ以外にも身につけるべきことが数多くあります。
単に仕事の経験を積むだけでなく、事務所を経営していくノウハウ、営業のための人脈作り、そして雑誌発表も視野に入れるのなら編集者とのつながりも重要です。
また数千万円という建築物に対する責任も、独立後は全て自分自身にかかってきます。
クライアントに対しても社会に対しても、責任ある仕事をこなしていくための準備期間と考えて仕事を進めていくといいですね。
そして設計の仕事は、70代、80代でも現役の建築家のいる息の長い仕事です。何歳くらいで独立するかなども考慮してみるといいかも知れません。