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特集・建築家になるには

現役建築家に聞いてみたら、建築家になるのに数学の知識は重要ではなかった

「数学ができないと建築家にはなれない。」
そんなイメージがあって建築の道を諦めた、という話をよく耳にします。
しかし、「数学が苦手」「もともと文系の出身」という方が意匠設計の道で活躍する姿を私たちデザインファームは30年以上に渡って目にしています。多くの大学で建築学科が理系とされていますが、果たして、本当に建築家(意匠設計)は理系の仕事なのでしょうか?そこで!実際に日ごろから意匠設計の実務をしている現役建築家のデザインファーム講師陣に、「意匠設計事務所が設計の依頼を受けてから、実施に図面を描いて、工事を行い、建物が完成してお施主様に引き渡しをされるまでの流れの中でどのような計算を使用しているのか」を具体的に聞いてみました!

 現役 建築家に聞いた!建築設計(意匠設計)の実務の流れと使っている計算

●全体を通してあがった意見

  • 足し算、引き算、掛け算、割り算などの簡単な計算は電卓を使用する。
  • 少し複雑な「三角形の辺の長さ」や「角度」などの計算は電卓も使わず、CADやエクセルを使って自動的に計算する。
  • もっと複雑な計算が必要な場合は、構造設計の専門家に頼む。

●敷地調査〜プランニング

●敷地調査〜プランニング

行う作業 敷地面積・高低差を求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
たまに使う計算 三角形の辺の長さを求める計算
★CADやエクセルで自動的に計算

●基本設計

基本設計

行う作業 建物を建てる面積を求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
たまに使う計算 ・体積の計算
・三角形の辺の長さを求める計算
・角度の計算
★掛け算、割り算
★CADやエクセルで自動的に計算

●概算見積りの作成

概算見積りの作成

行う作業 使用する材料(部材)の必要数を求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
たまに使う計算 ・体積の計算
★掛け算、割り算

●実施設計

実施設計

行う作業 面積を求める、必要な部屋の換気回数を求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
たまに使う計算 ・体積の計算
・三角形の辺の長さを求める計算
・角度の計算
★掛け算、割り算
★CADやエクセルで自動的に計算

●詳細見積りの作成、見積り調整

詳細見積りの作成、見積り調整

行う作業 かかる金額(お金)を求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
たまに使う計算 ・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
・体積の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算

●建築確認申請

建築確認申請

行う作業 面積・高さを求める
主に使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・面積(四角形、台形、円形、三角形)の計算
・三角形の辺の長さを求める計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
★CADやエクセルで自動的に計算
たまに使う計算 ・体積の計算
・角度の計算
★掛け算、割り算
★CADやエクセルで自動的に計算

●工事着工〜現場監理

工事着工〜現場監理

行う作業 設計図面との整合確認
たまに使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
・体積の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
※あまり計算は必要とされない

●完了検査〜引き渡し

完了検査〜引き渡し

行う作業 金額の計算
たまに使う計算 ・寸法(長さ、距離)の計算
★足し算、引き算、掛け算、割り算
※あまり計算は必要とされない
いかがでしょう。
足し算等などの簡単な計算と、面積、体積、長さや角度の計算はしているようですが、どれも「数学」というよりは「算数」レベルの計算です。
ところどころで「あれ、これどうやって計算するんだっけ」と思った方もいるかもしれませんが、プロでもCADやエクセルを使って計算しているので自分で計算しなくてもOK。構造的に複雑な計算が必要な場合は、構造設計事務所へ依頼しているそうです。実は、アンケートをとった際に「ん~今は全部CADで数値拾えるからね。計算、してないな~」とみなさん口をそろえておっしゃっていました。
大学入試レベルの数学の知識は、意匠設計の分野では必要ないことがわかりますね。では、なぜ建築学科が理系の分野に分類されているのか。
それは「建築設計」の中の「構造設計」や「設備設計」などの分野では、物理や数学の知識が必要だからです。建築家(意匠設計のプロ)は、そういった構造や設備のプロと組んで建物を設計するため、計算の知識は最小限で構わないのです。

デザインファームでは数学が苦手でもわかる授業を行なっています

構造力学 授業風景
それでもやっぱり不安、という方。大丈夫です。
建築家養成所デザインファームでは、意匠設計事務所で最低限必要な構造の知識を学ぶ「構造力学」の授業もありますが、オリジナルのテキストを使って数学が苦手な方にもわかりやすい授業を行なっています。
少人数制なのでわからなければ何度でも丁寧にお伝えします。

それに、建築家として素敵な空間を創るためには、数学の知識よりも、もっともっと育てるべき大事な力が他にあります。
デザインファームでは、「意匠設計の世界で自分らしく活躍する」そのために必要な力をつけられるカリキュラムを組んでいます。

「数学が苦手でも、建築家になれる。」

諦めなければ、きっとあなたが創った空間で笑顔になる人がいます。
ぜひ、建築家への第一歩を踏み出してみてください。

文系から建築設計の道へ進んだ卒業生&志している在校生を紹介!

卒業生 吉田さん

大学受験の時に数学が苦手で建築学科を諦めたのですが、実際にやってみてこの仕事(意匠設計)が理系だと思ったことは一度もないです。「なんで理系なんだろう?」と思うくらい。
●卒業生 吉田千遥さんのインタビューをもっと読む >

在校生MKさん

高校生の時は建築家になるのが夢でしたが、理系が得意ではなかったので建築を諦めてしまいました。設計課題ではもともとイメージしていた「数学」を使うことはなく、ずっとやりたいと思っていた建築の世界に一歩踏み出せて、今はとても楽しいです!
●在校生M.K.さんのインタビューをもっと読む >

よくある質問

Q.建築家になるのに高度な数学は必要ですか?
A.建築家(意匠設計)をめざす場合には必要ありません。実際の業務では、寸法・縮尺、面積・体積、角度などの計算が中心です。構造設計や設備設計のプロをめざす場合には、高度な数学が必要になります。

Q.文系から建築の道に進んだ人はいますか?
A.はい、文系出身でも建築の世界で活躍する卒業生は多数います。一般には「建築=理系」という固定観念があるため、受験のときに諦めがちですが、文系だからといってあきらめる必要はありません。

Q.数学が苦手でも建築家になれますか?
A.はい、なれます。基本の算数と中一レベルの数学が理解できればOK。計算は電卓やCAD等のツールで補えるからです。重要なのは設計力や表現力、そして人間力です。

 

学校説明会では具体的なカリキュラムの他、数学が苦手でも夢を叶えた卒業生の事例や、どのように就職したのか等も紹介しています。
[未来の自分への第1歩、説明会はこちら]

 

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