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特集・建築家になるには

vol.3 建築家になるために身につけておきたい3つの力とは?

建物を統括的にデザインする建築家。「人の暮らしを作る」という大きな使命を担う建築家になるためには、どんな力を身に付ける必要があるのかを解説します。

1・テクニックと知識

まず最初に必要なのが「テクニックと知識」。
具体的には、図面の描き方、模型の作り方、立体を把握する能力など、主に手を動かす能力と、建築を立てるために必要な知識です。設計事務所へ就職する際には、この「テクニック」と「知識」をある程度身につけておく必要があります。

そして、重要なのは「立体を把握する力」。図面も模型も大きく複雑な立体である建築を伝達するための手段です。立体がイメージできないままでは正しく図面を描くことができず、クライアントへプレゼンすることも、施工者へ伝えることもできません。

テクニックを習得するためには、繰り返し訓練することが大事です。常に立体でものを考え、繰り返し描いたり、作ったりすることで、不器用でも意匠設計の仕事に就くのに必要なスキルが身につきます。

「テクニック」を養うためにデザインファームで取り組んでいること

  • 設計課題も技術図面も模型を多用し、まず立体を理解するところからはじめる
  • すべての講義、カリキュラムは意匠設計の視点から構成

2・デザイン力

設計事務所に就職し、今度は経験者として設計力に磨きをかけたい。その時に必要なのが「デザイン力」です。
建築デザインは、ひらめきよりも訓練と経験がものをいいます。1%のひらめきを支える大きな引き出しと言い換えてもいいかもしれません。
また、要素の多い建築物をデザインする集中力と持続力、そして図面やパース、模型をうまく言葉で補い説明したり、クライアントからの要求をうまく聞き出すコミュニケーション能力も必要です。

実務の中で少しずつ成長させていく力でもありますが、在学時から実務と同じようなものの考え方、伝え方を訓練しておくことも大事です。

「デザイン力」を養うためにデザインファームで取り組んでいること

  • 課題を通じてデザイン力と集中力、持続力を養えるような設計課題の進め方
  • 設計課題の中間発表、最終発表でコミュニケーション能力を高める
  • ポートフォリオ作成による表現力
  • 通常の授業に加え、合宿などでのディスカッション

3・設計スタンスを確立する力

独立し、自立した建築家として設計活動をしていく際には「自分はこんな空間を設計するのだ」という確固たる信念を持っておきたいものです。
表現者としてのスタンスを自覚整理し、コントロールする能力。ひとりの建築家として何を大事に設計活動をしていくのか、表現者として、経営者として、軸をもたなければ、お客様はついてきてくれません。学生のうちから、軸となる考え方や方向性について意識しておく必要があります。

「スタンスの確立」のためにデザインファームで取り組んでいること

  • 個性を自覚し磨く課題
  • 様々な年齢の価値観と交わる
  • 講演会、オープンデスク、オープンハウス、OBとの交流などプロの価値観に触れる

就職、独立など、ステップによって求められる力は変わりますが、いずれも学生のうちにその種を育てておくことが重要です。

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