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設計課題 相棒の空間

設計課題 授業風景国内合宿の前に出題された短期の設計課題「相棒の空間」。先日その発表講評会を行いました。(国内合宿のレポートはまた後日)

相棒の空間は昼間部のみの課題で、1年生2年生合同で行います。
2人1組のペアになって、お互いが施主・設計者となってペアの相手(相棒)に気に入ってもらえる空間を設計するという課題です。おおよその広さは決められていて、その範囲の中で、相棒のための小さな空間を設計します。

国内合宿の前にペアが発表され、早速お互いの好きな空間や性格、趣味などについてのヒアリングを行いました。その後は1週間ほどかけて、お互いに模型を見せ合ったり、さらに深くヒアリングを進め、ようやく相棒へのプレゼンの日を迎えました。

設計課題 建築模型

1年生のAさんは2年生Sさんのために設計した空間

いつもは全員に向けて模型や図面を見せて発表するスタイルですが、今回の目的は「相棒に気に入ってもらえるか」がポイント。ということで発表も相棒に向かって発表するスタイルでした。

暗いところが好き、という相棒にあえて明暗を感じられるよう開放的な空間を作ったり、何が好きかわからないという相棒には提案型の空間を作ったり、それぞれの個性が垣間見えた発表でした。

設計課題 授業風景
2年間の設計課題の中で唯一実在する施主のために設計する課題。
自分の「好き」と相手の「好き」とのすり合わせるのは難しい作業だったと思いますが、相棒からは「気に入った」という感想が多数で成功したペアが多かったようです。

デザインファームでは長年取り組んでいる課題ですが、毎年違った作品が出てくるので面白い課題です。

(田中)