新学期が始まって、早くも2ヶ月が経ちました。今はちょうど1学期の中間地点にあたります。
4月から5月にかけて、1年生は各クラスとも図面の描き方読み方、模型の基本的な作り方などを習得し、現在は初めての設計課題にとりかかっています。
昼間部は来週から2週間の梅雨休みに入りますが、休みの前に各学年で作品の発表を行いました。
昼間部1年生は、初めての住宅設計である「甘栗太郎邸」という課題の発表講評会を行いました。
甘栗太郎邸は、デザインファームで長年続いているお決まりの初課題。
OBの方たちは「甘栗太郎」と聞いて懐かしく感じると思います。
この課題、1から設計する課題ではなくて、最初から間取りがある程度決まっています。間取りが決まっている中で、開口部や家具の配置を設計する、という課題なのですが、プランが決まっているのになぜか設計者によって違う空間が生まれてくる面白い課題です。
発表講評会には2年生も参加して、様々な意見が飛び交いました。
梅雨休み明けからは、いよいよ1から設計する課題に取り組みはじめます。
2年生の課題は「二世帯住宅」。
傾斜地に設計する親子2世帯のための住宅です。
こちらは完成前の中間発表を行いました。
中間発表は、現段階で迷っている部分や悩んでいる部分をみんなに相談する大切な時間です。
親世帯と子世帯がどのような関係性を持って生活していくのか、自分の経験の中にないことも、様々な視点の意見を聞きながら、設計をリアルなものに仕上げていきます。
2年生は卒業就職に向けて、そろそろポートフォリオの作成も意識しなければいけません。
設計の段階で、この課題では何をアピールできるか、自分はこの作品で何をしたかったのか、主題みたいなものも考えながら設計していきます。
講師からは厳しい意見も出てきますが、自分らしい作品にするために指摘されることも大事なプロセスです。
梅雨休みの間にさらに検討して、最終発表に向けて頑張って欲しいと思います!
夜間部土曜部も、2年生の課題発表が今週来週と続きます。
こちらも就職を意識した作品作りが必要になってくる時期。
みなさん発表日までラストスパートに励んでいることだと思います。
昼間部は2週間のクールダウンに入りますが、この期間を上手に使って1学期後半も頑張ってください!