次回の体験授業 (12月2日土曜日) ではフランク・ロイド・ライトの作品を紹介いたします。
ライト(1867-1959)は近代建築を代表するアメリカの巨匠建築家です。
今回の体験授業では、ライト作品の持つ 「優しさ、人間くささ」 について語ってみたいと思います。
ライトの人物像は偏屈で傲慢とも言われてきました。
しかし、そんなライトが創り出した作品は、実は人にとても優しく愛情にあふれたものでした。
それは装飾や細部などにも見られますが、同時に空間全体の構成にも顕著に表われています。
今回の体験授業では、ライトの建築に深い人間味をもたらしている要素の一つとして、
空間の流れに着目してみたいと思います。水平方向にどんどん広がり延びて行く流れ、
そして垂直方向へと上って行く流れ、さらには両者の統合。これらによってライト作品が
いかに豊かにヒューマンな存在となっているかを、ぜひいっしょに考えて見ましょう。
(水沼 均)
学校説明会の後、スライドを使った短時間の授業を行っています。お気軽にお越し下さい。