デザインファームに寄せられる質問の中で最も多い質問のひとつがこれ。
「自分に設計ができるのか不安です。本当に初心者でも大丈夫なのでしょうか。」
誰でも、新しく何かをはじめるとき本当に自分にできるか不安になりますよね。
6月23日に開催した体験授業「設計課題ができるまで」は、そんなみなさんの不安や疑問におこたえするような授業でした。
タイトルの通り、デザインファームで学生が取り組んでいる課題をいくつか取り上げて、どのように設計をしていくのか、その手順と、なぜ初心者でも2年間で設計事務所で通用するような力が身に付くのか、その秘密をお話するという内容です。
その秘密・・・気になりませんか?
ここでは、その内容の一部をご紹介しようと思います。
この4月に入学した1年生がつい最近完成させた住宅作品です。このとき入学して2ヶ月。
初心者が2ヶ月でここまで?自分には無理かも・・・。
ちょっと待ってください!みんないきなりこの作品が作れるようになったわけではありません。
まずは設計をする前に、もっともっと基礎のこと<模型のつくりかた>や<図面の描き方>を1ヶ月間でみっちり練習します。ひとりひとりのペースにあわせて丁寧に進めていきます。不器用でも絶対に落ちこぼれにはさせません。
そしていよいよ、設計課題。ひとつの課題の流れは下のイラストのようになっています。
特に 模型で検討する というところが重要なポイント。
窓の大きさや高さ、屋根のかけ方など間取り図だけではわからない部分を模型をたくさん作って自分がその建物で生活することをイメージしながら調整を繰り返します。あーでもない、こーでもない、とたくさん考えた人の模型はぼろぼろになりますが、それがたくさん考えた証です。「設計=模型」 といってもいいくらい模型は大事なのです。
嫌という程模型をつくるので模型を作るのが自然に上手くなります。
デザインファームをご存じの設計事務所さんの間では
「模型の上手い人たち」 なんて言って高評価もらっているそうです。(自慢!)
さて、デザインファームが設計の授業を進める上で大切にしているのは、この三つ。
1.わかりやすい
2.楽しい
3.本物の力がつく
わかりやすくて、楽しいから、本物の力がつく。デザインファームの設計の授業は楽しいですよ~。専任講師と現役の建築家でもある非常勤講師がこの3つを大切に授業を進めます。
そして1ヶ月間検討を繰り返して完成した作品の模型が先ほどの写真です。
実はこの課題、間取りは全部同じなんですよ。窓の大きさや位置、家具の配置や庭の設計でこんなに違うんです。びっくりしませんか?
この違いというのは、設計した学生の個性の違いです。個性とは、その人が好きなものや得意なもの。その個性の違いがデザインにあらわれるんですね。自分にはセンスや知識がないと思っている方でも、自分の好きなものや得意なものがあればちゃんと個性として設計にあらわれます。
自分の好きなものが詰まっている設計だなんて、楽しいことこの上なし!です。
楽しいから遅くまで学校に残って作業をしたり、仲間と語ったり、たくさんの時間を建築に費やすのでみるみるうちに力がつきます。
これが、初心者でも2年間で設計ができるようになる秘密のひとつです。
この続きは、ぜひデザインファームで実際に聞いてみてくださいね。体験授業や学校説明会で詳しくお話しています。気軽にいらしてください。
【体験授業に参加した方の感想】
・ネットや書籍からではなく、聞きたいことが聞けたのが非常に良かったです。
・今後の自分の進路にも考え方にも役立つ授業を受けることができて感謝しております。
・他の学校との違いがわかった良かったです。