デザインファームトップ > ブログ・建築家への道 > 2019年1学期の振り返り 1年生編

2019年1学期の振り返り 1年生編

設計課題

昼間部、夜間部、土曜部の初心者クラスは1学期のカリキュラムを修了し夏休みに突入しました。

この1学期で学生の皆さんがどのような課題に取り組んできたか、振り返ってみようと思います。

今回は各クラス1年生の課題の振り返りです。

■基本練習

4月に入学した1年生のみなさんはほとんどが建築初心者でした。ほかの業種で経験を積んできた方や、大学などを卒業してそのままDFに入学した方、夜間部土曜部の方は働きながら建築家の道を歩みはじめました。

各クラスとも建築がまったくはじめての方を対象としたクラスですので、図面の描き方読み方、模型の作り方はカッターの持ち方から丁寧にお伝えして、建築設計をするための基礎の技術と知識を得ていきました。

設計課題

■昼間部1年生0課題「公園にあるカフェ」

設計課題

基本練習のあと、昼間部1年生は0課題として、小さなカフェを設計しました。
平面図は描かず、スケッチや模型など立体から空間を考えることを知ってもらう課題でした。

■夜間部土曜部 第一課題「平屋住宅」

設計課題

夜間部土曜部1年生の第一課題は平屋(1階建て)の住宅。
住宅の基本的な部屋の大きさや開口部のサイズを確認しながら、部屋と部屋の繋がりや標準サイズに対して自分の作りたい空間はどのくらいの大きさにしたらいいか、など住宅の基本を知る課題でした。

昼間部1年生 第一課題「甘栗太郎邸」

設計課題

昼間部の第一課題はデザインファームで昔から最初に取り組む課題として有名(?)な甘栗太郎邸。
最初から間取りが決まっている二階建て住宅に、自分で開口部(窓)をつけ、家具などを配置します。
間取りが同じなのに開口部や家具の配置が違うだけで全く違う住宅になるという面白い課題です。今回も十人十色の住宅が完成しました。目の高さで設計する力を養う課題でした。

昼間部1年生 第二課題「杉並の家」

設計課題

昼間部はもう一つ住宅の設計課題に取り組みました。
甘栗太郎では間取りが決まっていましたが、今回は間取りも一から自分で設計します。
この頃になると、みなさんだんだん模型も作り慣れてきて上手になってきましたね。

技術課題軸組模型

設計課題とは別に技術課題にも取り組みました。
昼間部は、細かな図面を描く前に木造住宅の仕組みを知るため軸組模型を製作しました。これからこの軸組模型の図面を描いていきます。
夜間部土曜部は、伏図・軸組図に取り組み、夏休み中に希望者はこの軸組模型を作ります。

 

1年生の1学期は建築設計に必要な基本中の基本、そして住宅の基本や設計の考え方の基本など、「きほんのき」を学ぶ期間でした。先輩や講師と日々話をする中で、建築用語を覚えたり、建築の世界に少しずつ慣れていただけたかなと思います。

2学期からはさらにレベルアップした課題に取り組みます。
夏休み中に頭をしっかり休ませて次の課題に備えてくださいね!

(田中)