久しぶりに授業風景を更新したいと思います!
今回ご紹介するのは「相棒の空間」という昼間部1年生・2年生の短期課題です。
合宿明けに発表となかなかハードスケジュールでした。
「相棒の空間」
“相棒”を設定し、実務に近い進め方を経験してもらうことを目的としている造形表現課題。
設計課題はあくまで課題ですので実在の施主は目の前にはいません。
対話を通じて施主の好みを形にしていくことが設計者に求められる重要なスキルであり、今回はこの訓練をしてもらいました。
今回の課題は細かな施主の要望を実現するのではなく、相手の感覚的な好みを単純な内部空間で表現し、満足させることを目標としました。
好む空間にも「単純に好き」「心地よい」「安らぐ」「かっこいい」「癒される」など様々ありますよね。
いずれにせよ施主に”好き”と言わせることが目標です。
周りからどんなに評価をされたとしても、自分の施主が”好き”と言ってくれなければ全く意味がないのです。
二人一組となり、それぞれが施主と設計者の両方の役をこなします。
先月の合宿中も、ペア同士で話している様子を何度もみかけました。
“相手を知る”ということが、設計の第一歩ですね。
基本は設計する側ですが、施主の立場も初めて体験する人が多かったと思います。
自分のために設計をしてもらうことは嬉しかったのではないでしょうか?
短期間、みんなよく頑張りました!
さて、既に生徒たちは次の課題に取り組んでいます。
次はどんな作品を見ることができるのか楽しみです。
でわでわ
(名執)