「石の美術館」
2009年9月12-13日 夜間・土曜部秋の合宿。
毎年恒例のデザインファーム 「秋の合宿」 に行ってきました。今日は栃木県那須町方面へ建築を訪ねた
夜間・土曜日の合宿について書きたいと思います。まず初日は少し雨模様で、傘をさしながら
「石の美術館」 「那須歴史探訪館」 「馬頭広重美術館」 へ。
「那須歴史探訪館」
「馬頭広重美術館」
ともに隈研吾さんの設計です。同じ建築家による建物を3つ立て続けに見たのですが、興味深いもの
でしたよね。立地条件や規模もそれぞれだったし、使われている素材もそれぞれでした。その日は
一日天気が悪かったのでよくわかりませんでしたが、雨に打たれた石の表情は、晴れたときとは
また違った表情を見せていたんじゃないかな、と思います。
翌日は前日と打って変わってよい天気。訪れたのは野沢正光建築工房の 「いわむらかずお絵本の丘美術館」 。
緑の影に隠れてひっそりと入り口がありました。でも、来館者はとても多いようです。
われわれの後にも団体さんがどんどん訪れていました。
丘陵をながめるこのテラスがなんとも気持ちよかったです。手すりが少し外側に開いている感じと、
この深い軒の出。そして心地よいそよ風。見学の後はみんなここに集まっていましたね。
そして、初日と同じ建築家による、「ちょっ蔵広場」 。駅前のミニ開発という感じでしょうか。
ショップやカフェ、市民のための小さなホールがありました。今はまだそれほど人の往来が激しくない
ようですが、数年後にまた訪れたらどうなっているのか、見てみたいです。
東京へ戻る途中で立ち寄ったのが 「大谷資料館」 。これは・・・建築ではありません。
大谷石の採掘所跡です。掘った跡にできた巨大空間。圧巻です。そしてとっても涼しい。気温13℃。
外はこんな感じです。切り立った山肌が日本じゃないみたいでした。
夜間・土曜部の旅行は1泊2日と短いのですが、それでも6つの建築+採掘所跡というのは、
合宿ならではの日程です。天気も何とか持ち直してくれたし、渋滞もなく、快適な旅でした。
マイクロバス運転の橋本さん、毎年ありがとうございます。
ワゴン運転の石井先生、おつかれさまでした。2日目の 「マトリックス」 を撮り損ねました。
次回は昼間部の合宿について書きますよ。
(木戸 彩子)