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2009年 9月16日~18日 昼間部 秋の合宿

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秋の合宿 昼間部編です。

昼間部 住宅設計科・建築設計科は長野を中心に建物を見学してきました。

第一日目、最初に見学したのは 「神長官守矢資料館」 。建築歴史家として有名な藤森照信さんの設計です。

「○○様式」 という言葉があてはまらない不思議な形をしています。でも、仕上げが天然素材だからでしょうか、

最初の印象に違和感はありません。2本飛び出た柱やそれに突き刺さっている金属の板などが、日本古来の

「まつりごと」 に由来しているなど、見ているとじんわり 「ふしぎだな」 と思います。写真で見ていると

屋根や壁にパースがついていて大きく見えますが、実際はこぢんまりとした建物です。

 

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次に向かったのは 「奈良井宿」 。ここは 「重要伝統的建造物群保存地区」 として江戸時代の宿場町の町並み

が保存されているところです。歩いてみると、かなり長い距離でこの町並みが続いているのがわかります。

そして、資料館ともなっている 「櫛問屋中村邸」 は、ほぼ当時のままの内部空間で、2階部分に上がること

もできます。吹き抜けを介して2層部分があったり、裏庭があったりと、奥行きある空間を体験できました。

 

2日目は4つの美術館を廻りました。

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「松本市美術館」

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「窪田空穂記念館」

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「碌山美術館」

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「いわさきちひろ美術館」

市街地の美術館・郊外の美術館・個人の美術館・公共の美術館・象徴的な形の美術館・風景に溶け込む美術館。

さまざまなタイプの美術館を巡りました。どの美術館にも設計者の思い・考えが見て取れたように思います。

夜のディスカッションでは、みなさんどんな意見を交わしましたか?

 

3日目。東京へ帰ります。この日泊まっていた宿が 「松本市美術館」 と同じ設計者、宮本忠長さんの建物だった

ことを皆さん知っていましたか?バスが入り口の前までつけてしまったので、建物の外観印象があまりないので

はないでしょうか・・・。こんな感じです

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そして、帰る途中で立ち寄ったのが 「木の国サイト情報館」 。北河原温さんの設計です。県産木材の紹介を目的

にした建物で、同じ敷地内にプレカット工場などもありました。 「木材の紹介」 とだけあって、建物は木格子を

主要構造としたとても実験的な建物でした。

学校の外に飛び出して、実際の建物を見学するのは、雑誌の中の情報とは違った刺激がいっぱいです。

建物がどんなところにあって、どのように使われているのかを肌で感じることができます。そんな刺激は設計に

とても役立つんじゃないでしょうか?設計する上で大切なことは、いろんなものを自分の目で見て考えること

なんじゃないかな、とつくづく思った合宿でした。

(木戸 彩子)

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