さて、今回は技術課題のほうを少しご紹介します。
設計課題のほかに、実際の仕事で通用するように技術課題も並行して取り組みます。
いま、一年生が製作しているのは、2階建ての「木造軸組在来工法」の20分の1の木の模型です。
この課題の目的は、立体を感覚的に理解することです。
このあとの授業で、この模型を使って勉強していきます。
手を動かし、この部材はどのような役割、仕組みなのかを学びます。
自分たちで造ると手が覚えているので、きちんと頭に残りますね。
模型は、構造図(床伏図、軸組図)の図面を見ながら、組み立てます。
構造図の見方や、部位の名称はつくりながら一緒に覚えていきましょう。
実際の建て方と同じように、基礎から積み上げていきます。
木材も部材のサイズごとに、一本一本カットしていきます。
ココで、大事なのは、基礎作りです。(下の写真:模型の一番下の白い部分)
水平になるようにカットしないと、上にのる柱などがどんどん、斜めに傾いてしまいます!
常に、垂直、水平、角度を確認しつつ・・・進めていくことが、精度の高い建物になる近道です。
もうすぐ、2階が終わりそうですね。
皆で水平を確認して・・・あとは小屋部分、屋根部分ができれば完成ですね。
作成者達の名前をいれて、完成です!
出来上がってみると、けっこうな迫力で、愛着もわきます。
さて、2学期からはこの模型を使って技術課題を進めていきます。
そして、1学期の設計課題は、あと一つです。7月末に発表会があります。
いま、皆 居残りをしたりと 頑張っています!お楽しみに!