先週、御茶ノ水で開催されていた「第45回 学生設計優秀作品展(レモン展)」。
デザインファームも毎年出展している卒業設計作品展で、今年も全国の大学や専門学校の建築学科の作品が並びました。
今年、デザインファームから出展した作品をここでご紹介したいと思います!
出展したのは、昨年度昼間部を卒業した柴田和宏さんの設計した集合住宅「Melting Point」。
海外からの移住を考えている外国人と、それをサポートする日本人が共存する国際ニュータウンの計画です。
人口が減少していく日本で注目されている移民と、自身が体験した外国人との交流をきっかけに構想を膨らませたそうです。
集合住宅内には、様々な国の食材が手に入る市場や屋台エリアが配置されており、言葉や文化の違う人たちが「食」を通じて自然に繋がれるような工夫がしてあります。
また、太い柱が乱立するようなデザインは「森」をイメージしており、森の中で木々の隙間から差し込む光や風、少し進むだけで変わる景色で心が安らぐように、この集合住宅の中で暮らしている人たちが安心できるような空間になっています。
タイトルの「Melting Point(融点)」にもあるように、「日本人と外国人が溶け合って共存していく」「移民が日本に馴染むための場所」としてこの集合住宅を設計したそうです。
この作品の模型とプレゼンパネルは、デザインファームの玄関にしばらく展示してあります。
体験授業などで来校される際に、ぜひじっくりご覧になってみてください。