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昼間部2年生 設計課題「住み継ぐ家」

昼間部2年 住み継ぐ家

発表から時間が経ってしまいましたが、6月に昼間部2年生が発表した設計課題「住み継ぐ家」のレポートです!

「住み継ぐ家」は、夫婦2人とその子供世帯(夫婦と子供)のいわゆる2世帯住宅を設計する課題です。
敷地は、デザインファームからも近い中野駅から徒歩で行ける範囲に設定しています。

2年生の中盤で設計する課題とあって、これまでよりも条件が細かく、そして少し難しくなっていて、考えなければいけないこともたくさんある課題です。

昼間部2年 住み継ぐ家

この課題の敷地は「傾斜地」といって、接する道路が坂道になっています。
建物を建てる敷地自体にも傾斜があり、その特性どう活かすのかというのもポイントになってきます。

昼間部2年 住み継ぐ家

そして、家族構成が2世帯の大家族ということで、家族同士の繋がりや関係性を考慮した空間を考えることになります。
家族関係というのは簡単なものではなく、毎日の暮らしと紐づいています。ただただ集まって仲良くすれば良いというものでもなく、かといって完全に仕切って別々に暮らすのではつまらない。みなさんがこれまで経験したり、見聞きしてきた家族像に対して、新しい家族のあり方を提案する機会にもなりました。

昼間部2年 住み継ぐ家

 

これまでの課題で固まってきた自分の考えを貫いて設計した方、殻を破って新しいことに挑戦してみた方、いずれもやっぱりみなさんの個性が爆発していて、とっても見応えのある発表会でした。

昼間部2年 住み継ぐ家

余談ですが、この課題の家族設定、親世帯は子世帯の「妻」の親という設定なんです。
以前は「二世帯住宅」という課題名で、親世帯も「夫の親」という設定だったのですが、「共働き世帯が増えて奥さんの親と同居したり実家の近くに住む、というパターンの方が現実味があるよね」ということで、数年前に課題の設定を少し変更したという経緯があります。

このコロナ禍で、暮らしや価値観に大きな変化が起こりました。
デザインファームの課題もどんどん進化していくと思いますので、新しい課題が始まった際にはぜひご紹介したいと思います。