【27歳からはじめる-建築の世界で自分らしく生きる方法-】
2018年1月21日(日)、今年に入って最初の体験授業を行いました。(2019年は1月20日に開催します。https://www.designfarm.org/setsumei/20190120_1362/)
デザインファームの体験授業は、実際の授業の一部を体験してもらうというもので、
スライドで建築を観たり、手を動かして模型を作ったりと、いろんなパターンがあります。
今回の体験授業は、「キャリア戦略」というちょっと特殊な授業。
なぜ特殊かというと、おそらく建築の学校でこのような内容を扱っているところは他にないでしょう。
実際、参加された方からも「こんなことまで授業でやる学校なんですね!」と感想をいただきました。
サブタイトルに入れた「自分らしく」というのが、これからの時代の重要なキーワード。
これからは、自分らしさ=パーソナリティで勝負する時代です。
学校で勉強して社会に出て経験を積んで・・・スキルが身についていくと、あなたの専門性はどんどん高まっていきます。
かつては専門性の部分だけで差別化できた時代がありました。
でも現在は、これだけモノがあふれ情報もあふれ、周りを見渡すと同じような商品に同じようなサービス・・・。
社会が成熟したんですね。専門性の部分だけでは、比較ができなくなりました。
専門性だけではそれほど差がない、つまり「違い」がわからなくなったんです。
じゃあどこで「違い」を出すのか、どこで差別化するのか、それが「パーソナリティ」です。
圧倒的に他者と違うところ、自分しかいないという部分、それがパーソナリティです。
そこがどれだけ豊かで、どれだけ伝えられるか?
これからは専門性以外の部分をどれだけアピールできるか、が重要な要素になります。
また現在は時代が大きく切り替わるとき。
「自分でできる、自分でやる」ことが重要だった『自立』時代から、
「自分でできることを他者にあげる、できないことを他者に頼る」という『相互扶助』時代へ。
その動きはいろんな業界ですでに始まっています。
(ちなみに、時代の流れは「流行っている、ウケているマンガ」を見るとわかるんです)
時代の移り変わりから見ても、ますます「自分らしく」が大切になっていきますね。
どんなに時代が変化しても変わらない『不変的で普遍』な要素と、次の時代を見透す『最先端』の要素。
その両方を、デザインファームではつかんでいます。
27歳前後というのは、大人の目線と子どもの頃の純粋な気持ちの両方が混在する、とてもバランスのとれた時期。
本来の自分がやりたかったことをスタートするのに、ちょうどいい時期でもあります。
他者とは違う、あなたの「らしさ」を大切にして、建築を創っていきましょう。
(牧野めぐみ)