こんにちは。
最近街で、浴衣を着ている方を見かけます。
夏が待ち遠しくなりますね。
さて、今日は昼間部建築設計スタジオ1年生と住宅建築設計スタジオ1年生の授業をご紹介します。
昼間部は、建築設計スタジオと住宅建築設計スタジオの2クラスがあるのですが、合同で行う授業も
いくつかあります。その中のひとつが 「軸組模型製作」 です。
「軸組」 というのは、木造建築の建築工法のひとつで 「木造軸組構造」 「在来工法」 なんて呼ばれることもあります。
日本の伝統的な建築工法で、今でも多くの木造住宅がこの工法で建築されています。
その軸組構造を実際に模型をつくりながら学んでいく授業です。
写真を見て頂くとわかるとおり、軸組模型には壁や床がなく、木材の骨組みだけの模型です。
壁や床の下にはこんなにたくさんの木材が使われているのですね!なんだか住宅のレントゲン写真のようです。
模型のサイズは実際に建てる住宅の1/20の大きさでです。
1/20といってもかなりの大きさ。
4人1グループの共同作業です。図面を見ながら柱の位置などを指示する人、部材を図面通りの長さに切る人、
部材を組み立てる人、と役割分担をしながら作業しています。
なかでも難しいのが、縦と横の部材を組み合わせる際に垂直、水平を保たなければいけないこと、だそう。
出来上がれば結構な迫力がありますので、完成に向けてみなさん気合いが入っています。
作業中に 「何故ここにこの部材が必要なんだろう」 なんて声も聞こえました。疑問を解決しながら進めることは
とても大事なことですね。
模型は残り2日間の授業で完成します。
教室には必ずひとつ軸組模型がありますので、興味のあるかたは、ぜひ手にとってご覧になってください。