こんにちは。
秋休み明けの授業が始まり、早1週間が経ちました。
しかし、二年生は休みボケモード・・・などと言っている暇もなく発表講評会です。
去る11月1日に行われました。
昼間部 建築設計スタジオは、デザインファーム校舎の設計。
デザインファームの卒業生はお分かりになると思いますが、現在の教室は早稲田通りに面した、
南向きのビルにあります。課題では、公園や病院に隣接した実際の敷地を設定して、学生たち
それぞれの思い描く校舎をつくりだします。
道行く人から作品が眺めれらる、ちょっとしたギャラリーがあったり、とっても明るく開放的な
ピロティーがあったり、他学年同士の交流が生まれるような教室配置になっていたり・・・。
学校に居る時間が楽しく、心地よく感じられるようなものばかり。きっと、日々の経験から
「こうしたほうがもっと心地いいのに。」 というものが形になっていった人も多かったのではない
だろうか、と思います。何気ない日常のなかにある、自分なりの 「心地よさ」 や 「居心地の悪さ」
にアンテナを張っているから、気づいたことなんですよね。その感覚をもとに、建物の中にいる
人々の気持ちを想像してみる・・・・というのは、空間をつくるときの重要な過程なんだろう、
と感じました。そうすると、学校は学生だけでなく、講師や事務スタッフ、お客さまや清掃スタッフ
など、たくさんの人間が使っていることに気づきます。ただ、規模の大きな課題で、関わるすべて
の人間の快適さを実現するのはとても困難なことだというのも、今回の発表ではひしひしと感じた
ことのひとつでもありました。それだけ、たくさんの要素が積み上げられて構築されている・・・
設計はコントロール(調整)する力がとても試されるものなんですね。
2年生のみなさん、お疲れ様でした。
次の課題の発表で、更にステップアップした作品を期待しています!
(米原 まり子)