昨日行われた、建築家 荒木毅さん講演会の報告です!
夕方6時半から始まった講演会、今回は在校生以外にもたくさんのOBがやってきて、
会場はすぐにいっぱいに。立ち見も出るほどの賑わいでした。
荒木さんの要望で大好きなゴスペルの曲を流しながら、講演会が話が始まります。
講演会の前半は、建築に興味を持った子供のころから、これまでの建築家としての人生、
その人生のいろいろな時代に感じた建築に関する刺激とそれを受けて考えたことを、静かに、
丁寧に、でもちょっとユーモアを交えながら話してくださいました。
後半は作品「CH13」について。事前に行ったアンケートでも学生の「好きな荒木作品」の中に入っていた
のですが、荒木さん自身も自分の作品のなかで、一番思いが強いものだと語っていました。
が、その語り口調が「自分の作品」というよりは、「施主との関係があってこそできあがった家」 という
感じなのです。家が完成するまでに、施主の意見や現場のアイデアで少しずつ良い方向に進んで行く様を
とても楽しんでいる、そんな様子がうかがえました。とてもクールな印象の荒木さんなのですが、そんな語りに
荒木建築の暖かみを感じます。
講演会の後は、恒例の懇親会。はじめはちょっと緊張気味の学生さんたちですが、会場には日比生先生や、
水沼先生の姿もあって雰囲気は次第に和やかに。気づいたときは荒木さんを囲んで積極的に意見を求め
ている学生も。本日早速、荒木さんのブログが更新されており、宴会の後の様子を知りました。
荒木さん、日比生先生にはずいぶん遅くまでおつきあいしていただき、本当にありがとうございました。
また是非、学校に遊びに来てください。
(木戸 彩子)