先日、2014年8月17日(日) に体験授業 「建築設計キホンのキ」 が行われました。
この数年、夏の恒例体験授業になりつつありますが、今年も暑い中、たくさんの方が授業を見に来てくれました。
建築に興味ある人が、建築を勉強しようと思ってまずすることは何でしょう?
建築家の名前を覚える?図面の描き方を覚える?難しい建築書を読む?
いったん 「勉強」 が始まると 「自分の知らない部分を知識で埋めていく」 作業に、
夢中になってしまいがちですが、本当にしなくてはいけないのは 「自分が気持ちいい」 と感じることです。
授業ではそんな 「気持ちいい」 を窓をヒントに考えていきました。
まずは、建物のスケール感をつかんでもらいます。意外と大きい、とか、小さいとか。
それから、もう少し窓を詳しく見ていきます。素材とか位置とか、光とか。
「気持ちいい」 って感じることは、簡単さ!と言われるかもしれませんが、
その 「気持ちいい」 を 「なぜ気持ちいいのか」 と考えてみると、
設計するときのヒントがたくさん隠れています。
おそらく、プロの建築家たちもいつでもこの「気持ちいい」を探しているはずです!
建築をこれから勉強してみたい人、特に、デザインファームで勉強したい人は、
この 「なんか気持ちいい」 という体験をたくさんしてほしいと思います。
これこそが建築設計キホンのキ。きっと、課題を進めるうえでとっても役に立つと思いますよ!
(シルベストリ彩子)