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シルベストリ 彩子先生

非常勤講師 シルベストリ 彩子

何か新しいことを始める絶好のタイミングは、「やってみたい!」と強く思ったその時です。
鯨堂設計事務所 主宰 >>

先生であって先輩でもある私

私はデザインファームを卒業後、建築の世界で働き、縁あって母校の講師をしています。先生であって先輩でもあるわけです。そんな私が学生のみなさんと向き合うとき、つくづく思うのが、“みなさんのそれまでの人生は、その人それぞれにかけがえのない時間を過ごしてきているのだ”ということ。学校では技術や知識が身につきますが、設計にはそれ以外に“設計者の人生観”もとても大切だと考えます。それは「こうですよ」なんて一つの答えがあるものではなく、それぞれが自分のことをじっくり見つめるしか方法がないのです。もしかしたら一生考えていくことなのかもしれません。
デザインファームの2年間で、建築設計の技術と一緒に、その“人生観”の大切さにも気づいてもらえたら良いな、と思います。

私の場合・・・

絵が好きで美術大学に進んだものの、卒業後のことは何も考えられませんでした。卒業し「社会人として働く」ということに何か抵抗があったのかもしれません。でも何か新しいことを体験したいと思い、卒業後はフランスに留学しました。自分はどんなことをしたいのか、何に興味があるのか、毎日見つめていました。
パリでの一年は、私にとってちょうど良い時間だったのかも知れません。とにかく街にでて、建物の写真を撮って、スケッチするのが大好きでした。それを友人に話したら「建築に興味があるんじゃないの?」と。そしてこれがきっかけで建築を考えるようになったんです。今からでも建築に世界に進むことができるのだろうか、と調べたら、基礎はどこかで学ぶ必要があることがわかったので、専門学校を探しました。その中でデザインファームの存在は、とにかく他とは全く違っていました。説明会での先生の話がとにかく面白い。そして学校の規模がとても小さい。学校というよりは塾のような印象でした。有名な大学でもなく、大きな校舎もなにもないですが、でも私は「ここならこの人たちから学べるな、学んでみたいな」と感じました。教えてくれるのは人であって、大学という名前や立派な校舎ではないですしね。

よく飲み、よく考え、よく話し、そしてよく飲んだ2年間

デザインファームでの2年間は、課題に追われ、バイトとの掛け持ちで大変ではありましたが、とにかく楽しかったです。一つの設計課題は2~3ヶ月かかるのですが、その間には本当によく考え、よく話し、また技術課題の講義に提出物にと慌ただしく過ぎ去ります。設計課題の発表会の後は、打ち上げがあり、朝までよく建築の話で盛り上がり、飲んでいましたね。
人と飲みながら話すということは、思いもよらないつながりが生まれ、設計事務所の紹介を受けたり、様々な巡り合わせとチャンスを得る事ができ、建築の世界で働くことにつながったと思います。設計事務所というところは、たくさんの仕事をこなしてほんとに忙しいのですが、その仕事の合間のおしゃべりや打ち上げで周りの人たちと打ち解けられると、信頼関係が生まれ、きつい仕事もとても楽しくなってきます。私にとって、それはまるで学生生活の延長のような感じでした。そんな設計事務所の仕事を疑似体験できるのも、デザインファームの特徴だと思います。

“人としてひと回り成長する”学校です

デザンファームでは実践ですぐに役立つ内容を、効率よく2年間のカリキュラムにまとめています。「実践ですぐに役立つ」とは、単純に技術だけのことではありません。アトリエ系設計事務所(建築意匠を専門とする事務所)で、プロジェクトを任されたときに必要な、設計に対する姿勢・考え・表現力・判断力・問題解決能力など様々な能力を身につけることができるのです。それはカリキュラムに組まれている課題からはもちろんのこと、担当教師やクラスメイトとの会話、課外活動など、学校に通うことで受けるたくさんの刺激によって身につける部分がとても大きいんです。デザインファームはそんな刺激をとても大切にしています。
卒業する時には設計能力を身につけると同時に、人としてもひと回り成長する・・・デザインファームはそんな学校です。

「やってみたい」と強く思ったら、自分の直感を信じて

何か新しいことを始める絶好のタイミングは、「やってみたい」と強く思った、その時です。その強い思いを大切にしてください。そして自分の直感を信じてください。どんなに心配しても自分の将来なんて事前に知ることはできません。(そして心配性のあなたが将来を心配するときは、たいてい悪くなる方を想像してしまうものですよね?)直感を信じて突き進めば、きっとそこに新しい道が開けてくるはずです。