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横堀 達郎さん

電気の専門学校からDFへ。事務所勤務を経て独立

横堀 達郎さん

入学前:学生
23歳で昼間部(建築)入学
勤務先:横堀設計室 主宰

現在のお仕事は?
独立してから3年経ちました。
独立後は東京よりも地元の仕事が多いですね。
現在も、宇都宮で友人宅の増築の設計をしています。
建築家になろうと思ったきっかけは?
実家が電気工事の会社をやっていたので、それを継ぐために電気の専門学校で勉強していました。でももともと好きでやりたかったのは建築でした。小さい頃から図面や模型が家にあったし、建築設計事務所の人も出入りしていて身近だったからか、何となく自分もそういう仕事をしたいなあと思っていて。その後、実家を継がなくてもいいということになり、それなら建築の設計をやりたいと知人に相談したら、建築士の資格を取るための学校を紹介されました。
「そうか、資格を取ったら設計の仕事ができるんだ」と思ってとりあえずそこで勉強することに。
同時に設計事務所で働こうと、求人情報誌を見て“初心者OK”と書かれていた事務所に応募したんです。すると、「初心者でもOKっていうのは、実務経験がなくてもOKっていう意味なんだよ。」とあっさり断られてしまいました。「仕事を覚えたいから、無給でもいいから何とかやらせてもらえないでしょうか。」と食い下がってみたのですが、「それよりも学校に行って設計の勉強をした方がいいよ。」と言われました。「今、建築士を取るための学校に行って勉強してるんです。」と話したら、「それは資格の学校でしょう。そうじゃなくて、設計の勉強をしないと。」と言われ、そこで初めて資格の学校と設計の学校は違うんだと知りました。たまたまその事務所に、デザインファームの学生が就活でポトフォリオを提出していて、「内容もいいし、いい学校みたいだから行ってみたら?」と紹介されたので、その足ですぐデザインファームを見に行きました。
そしてデザインファームに来てみたら、どんな感じでしたか?
初めて教室に入ったとき、「あ、ここだ!」と思いました。たくさんの模型や建築の本、雑誌が並んでいて、それまで通っていた資格の学校と雰囲気から全然違う。創造する空間というのが伝わってきて、設計の学校ってこういうことかと思ったんです。すぐに資格の学校をやめてデザインファームに入学しました。
あれ、もしかして生徒募集のための作戦か?とも思ったりしたけど(笑)、まずは自分の直感を信じました。

学生のときから非常勤の先生の事務所に模型作りのバイトに行ったりして、卒業後もその先生の事務所で6年お世話になりました。その後はクラスメイトの紹介で女性建築家の設計事務所で2年働き、それからようやく独立しました。いろんな人の紹介やつながりで今に至っています。
ここに来なかったら、アトリエと呼ばれる建築家の事務所と商業的な事務所の違いも知らなかったし、ただ資格を取って、模型も作らないような事務所でなんか違うなと思いながら働いていたかも。
妻とも知り合ってなかっただろうし、本当にデザインファームがなかったら今はないですね。
プロとしての今後の目標は?
設計事務所のスタイルとして、人から見られるところ、人が集まるところ、例えばカフェとか花屋とか、そんな場所に事務所を併設したいと思っています。
妻が書道をやっているので、地元に戻って妻の書道教室に設計事務所を併設する計画があります。
すでに地元には建築関係のいろんなつながりがあるので、そういう仲間が集まって例えば建築の相談会とか、何かの活動拠点になるような場を作りたいですね。特に女性が気軽に集まることのできる場所が地方にはあまりないので、母親がこどもと一緒に気軽に集まって、様々な職業の大人もそこに関わり、こどもにとっても社会のいろんな仕事を知るきっかけになるような、そういうコミュニティを作りたいと思います。
最後に、後輩たちにひとこと
まずは素直に人の意見をきちんと聞く、聞く耳を持つということです。素直さってすごく大切だと思います。
今でも、あのときああ言ってたなあって思うことがあります。今はわからなくても、何年か後に必ずわかるときが来ます。素直に聞いてそれを覚えておくことですね。
2012年12月取材