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吉田 藍さん

事務職から商業施設のインテリア設計職へ転職

吉田 藍さん

入学前:会社員
28歳で夜間部に入学
勤務先:株式会社タッグ

これだけ仕事を任せてもらえることは他ではめったにないこと

現在のお仕事は?
商業施設のインテリアを設計しています。中途採用で、即戦力として迎えられました。だから、最初から一人で一つの企業を担当させてもらっています。この半年間で全国に出張に行き、現場調査し、レイアウトから実施図、什器図、施工図、すべて自分で描きます。やりがいという意味ではとてもやりがいのある仕事です。ただ、自分で描いたものがそのまま形になってしまうので、いつも緊張感があります。責任もあるし大変なのですが、でもその分やりがいはあります。住宅と違って、計画から引き渡しまで3カ月ということがあるほど、仕事のスピードが速いです。すでに自分で設計した店舗がいくつかできてきています。まだまだ駆け出しの自分ですが、これだけ任せてもらえることは、ほかではめったにないことだと思います。今のところ、テナントの設計が多いので、将来は、路面店やアパレル関係のインテリア設計をやってみたいと思います。
学校に入るきっかけは?
学校に入る時には、内装の会社に勤めていました。と言っても事務の仕事です。ただ、会社が忙しくなり「ちょっとCADをやってみて」と言われてJWCADを使う仕事もしていました。今までは建築に対して特に興味はなかったのですが、仕事を通じて「設計ってかっこいいな」と思い、そんな設計に携わる仕事がしたいと思って学校に入りました。
就活から現在に至るまでを教えてください。
今の会社には、就職サイトに登録して、そこから声がかかって面接を受けることになりました。面接にはポートフォリオを持っていきました。ポートフォリオからある程度画像ソフトが使えるということと、これは上司が言っていたのですが、人柄を気に入ってくれた、というのが就職できた理由です。
事務所では、商業施設のインテリアを設計しています。試用期間は半年間で、今年に入ってやっと正社員になりました。試用期間中もお給料はもらっていましたし、今も生活できる程度にはお給料をもらっています。
仕事をしてみて、こんなに建築設計とは違うものか、とびっくりしました。仕事は対企業ですし、いかに商品が売れるか、いかに商品に注目してもらうか、というものが設計の目的なので、住宅設計とは根本的に違いました。
デザインファームでの勉強とインテリアの仕事について
在学中は、インテリアの事務所に行くとはまったく考えていなかったのですが、最後の課題でシェアハウスをやっていて、もちろんエスキースも楽しかったのですが、最後のマテリアルの部分を決めるのが楽しかったり、ポートフォリオの紙面を作ったりするすることに魅力を感じていました。実際の仕事が店舗のインテリアなので、企業の決まりもあったりしますが、かなりの部分、自分でデザインを決めることができるので、例えば看板をデザインしてみるとか、そういうデザインする事が好きな人には向いているかもしれません。
今後の目標は?
女性なので、結婚も、出産も経験したいと思ってます。ただ、そういった事情で女性が一度仕事を退いてしまうと復帰するのが難しいと思います。だからこそ、落ち着いてから仕事に復帰できるように、今のうちに実力を身につけたいと思っています。
最後に、後輩たちに一言
学校の授業では、日影図、天空率の授業はとても大切だと思います。今はインテリアの会社なので必要ありませんが、学生時代に訪れたオープンデスク先の事務所でできるかどうか聞かれました。その時、私は1年生だったので、まだその授業を受けておらずできなかったのですが・・・もしできていたら、今ほかのところで仕事をしていたかもしれません・・・。それから、たくさんの建築、デザイン、空間を見ておくというのは大事だと思います。いざ、仕事になっていろいろデザインを考えるとき、もっと引き出しがあったらよかったのに、と日々思っています。
最後に、これはどんな仕事でもいえると思いますが、「気遣い」が大切。空間の心地よさも商業施設のテーブルの高さも、すべて「気遣い」からきまると思います。ほかにも、業者さん、スタッフのかた、お客さんへの「気遣い」。ですから、在校生の方もまずは、クラスメイトへの「気遣い」から、大事にしてほしいと思います。
2015年1月取材