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意匠設計のスキルアップを目指す「日曜部 建築設計スタジオ」では、
授業の冒頭に毎回30分間ほどの短い講義を行っています。
※web講座では3回に渡って、ミニ講義の内容を紹介していきたいと思います。
この「ミニ講義」ではデザインファームの設計課題演習の作例から世界的に著名な建築物の紹介まで、さまざまなテーマでたくさんのスライドをお見せしながら、建築を作り出すことの魅力についてお話をしています。
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第1回は、これまでの設計課題演習の作例を紹介しながら、
設計のポイントと模型の活用についてお話いたします。
作例紹介のミニ講義は、いつも一番初めに行うようにしています。このクラスを受講されるみなさんに、デザインファームでの設計指導の要点を紹介する良い機会でもあるからです。そしてこのミニ講義で得た感触をどんどん進行中の自分の設計課題に取り込んで試してほしいと考えています。
ミニ講義は30分間スライドをたくさんお見せして進めて行きますが、この作例紹介ではすべて模型写真を用いて講義を進めます。建築の空間や形態などの立体感は、平面図等の図面類だけではなかなか見えて来づらいものです。そこで模型写真を大量にお見せすることで、建築の外観や内部空間の構成の仕方についてわかりやすく楽しくお話を進められるようにしています。
その一部をご紹介します。

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小さな家に、ゆったり広々とした印象を創り出すには?
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居間と食堂、台所をワンルームにする方法をご紹介します。こちらの作例では、キッチンカウンターも開放的な対面式にして、更に大きな窓で庭とつなげることで、豊かな広がり感を演出しています。平面図だけではスケール感などが伝わりにくいのですが、このように模型に家具や人形を添えると、こんな楽しい生活風景まで描写することができます。

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階段だって楽しみたい。楽しく上り下りができるような、すてきな階段を作るコツは?
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吹き抜けや明かり障子などを用いて、少しでも広々として明るい階段になるように工夫した例です。模型を使って人形をあちこちに立てながら、ていねいにスケール感を検討した結果、狭くて陰気になってしまいがちな階段も、気持ちのいい空間となりました。

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室内と庭とをうまくつなげるためには?
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室内と庭とを直接結びつける大切な要素は、開口部です。開口部を決定するためには、模型で窓や出入り口などの配置や大きさを何種類も作って、たくさん検討する必要があります。この例でも何度も検討した結果、庭と室内がとても親密に共存できる住まいができあがりました。内部から続くテラスや植え込みの存在も、この家の豊かさを盛り上げるために一役買っています。

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庭での生活をもっと楽しみたい。 何かいい方法は?
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この住宅では、庭にウッドデッキを大胆に立体的に設けました。小さな庭ですが高低差を上手く活用して、まるで屋外の居間のように演出しています。また樹木や植え込みが囲み感を効果的に生み出しています。手すりを設けたのはなかなか大胆な試みですが、独特の柔らかい距離感を作り出すことに成功しています。

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住まいの外観が地味で単調になってしまいがち。
どうすればいいでしょう?
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こちらの作例で見てみましょう。これは三人家族のための戸建て住宅です。長方形のシンプルな平面形状なので、屋根勾配や庇の大きさ・形が重要なポイントとなります。模型でじっくりと検討した結果、外観に適度なスケール感が生まれ、変化ある豊かな形態が表現できました。
このようにミニ講義を毎回進めていきます。
わずか30分ですが、とても白熱した楽しい時間です。
(解説/水沼 均)
- 第1回
作例から学ぶ、模型と住宅設計 Q&A - 第2回へ進む
名作から学ぶ設計手法 - 第3回へ進む
実作から学ぶ設計手法
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